カジキ page 2/4
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概要:
カジキマグロの町でいただく夏の旬魚日本でも有数のマグロ漁港として知られる那智勝浦。近海で捕れた鮮度が高いマグロが手ごろな値段で食べられるのだから思う存分堪能したいものだが、訪れた季節が夏なら食べ損ねて....
カジキマグロの町でいただく夏の旬魚日本でも有数のマグロ漁港として知られる那智勝浦。近海で捕れた鮮度が高いマグロが手ごろな値段で食べられるのだから思う存分堪能したいものだが、訪れた季節が夏なら食べ損ねてはいけない魚がほかにもある。カジキだ。カジキはカジキマグロと呼ばれることが多いが、マグロとは異なる種類。「焼いたり、揚げたりするイメージですが、旬のものは脂が乗っていて、生で食べるのが最高。マグロにも負けないおいしさですよ」と話すのは地元の老舗仲卸業で、カジキを使った生ハムを生産し、全国で大ヒットさせた「ヤマサ脇口水産」の脇口光太郎社長。勝浦では延縄漁(はえなわりょう)が行われていて、生き締めをしてから冷水保存するため、漁獲した直後の鮮度と同じ状態を保つ。「多いときで1日100本近く釣れます。カジキの特徴食べ損ねてはいけない魚勝浦のとれとれの魚を家庭でも食べられる熊野灘の雄大な海原を泳ぐカジキは体長約2m、大きなものだと4mにもなるそのいかつくて迫力ある見掛けとは裏腹に独特で繊細な風味は一度食べたら忘れられないヤマサ脇口水産社長脇口光太郎さん【那智勝浦町】魚は旬の時期に取れたてを地元で食べるのが一番。しかしいつ、どこででもとれとれの味を楽しめる、そんな〝魔法のマグロ?が登場し、話題を呼んでいる。「海桜鮪(かいおうまぐろ)」は、刺し身やすしネタに使っても生マグロと同等の風味や食感を保った冷凍マグロ。その理由は生き締めした勝浦産のものを使っていること、そして特別な技術で超瞬間冷凍し、旨みを封じ込めていることだ。家庭用冷蔵後で約1カ月間の