ジビエ

ジビエ page 2/4

電子ブックを開く

このページは ジビエ の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
ジビエ山のごちそうは暮れゆく秋の贈り物緑深い山々が赤や黄色に染まる時期、トレッキングをしていると、時折「ダーンッ」という銃声の音を聞いたり、ぬかるみでシカやイノシシの足跡を見たりする。和歌山県の狩猟期....

ジビエ山のごちそうは暮れゆく秋の贈り物緑深い山々が赤や黄色に染まる時期、トレッキングをしていると、時折「ダーンッ」という銃声の音を聞いたり、ぬかるみでシカやイノシシの足跡を見たりする。和歌山県の狩猟期間は11月15日から翌年2月15日まで(イノシシおよびニホンジカは11月1日?翌年3月15日)。それに伴い、各地の料理店や宿にジビエ料理が登場する。県のほぼ中央部に位置する日高川町も、昔からシカやイノシシを食用してきた地域の一つ。また2010年に和歌山県初の公設食肉施設「ジビエ工房紀州」をオープンし、安全で美味なジビエの精肉加工も行っている。玉置俊久町長は「狩猟後2時間以内にさばくなど、衛生管理、品質管理を徹底しています。地元や県内はもちろん、全国に高品質のジビエ肉を提供して、好評を得ていますよ」と話す。新鮮なジビエ肉を提供新鮮な魚介類の宝庫である和歌山だが希少な山のグルメだって堪能できる野趣あふれるジビエは秋からが本番和洋中とジャンルを超えた料理法にも注目だお宿喜作大将更井喜作さん【日高川町】「もっとジビエを身近に」イノシカ肉を町でPR近年、和歌山県では野生鳥獣による農作物被害が深刻化している。そこで県は獣害対策の一環として、「わかやまジビエ」と称し、獣肉の供給や獣肉需要の拡大、安全・安心確保を推進中だ。日高川町では町内でジビエ肉を解体・処理・加工するほか、一般客に向けた販売も実施。同町内にある道の駅「SanPin(さんぴん)中津」ではシカとイノシシの冷凍肉を購入可能だ。「一般家庭でも気軽に楽しんでいただけるように、地元の生活研究グループらがジビエメニューを開発しています」と玉置町長。ハムやコロッケなどの加工日高川町町長玉置俊久さん