アナゴ2

アナゴ page 2/4

電子ブックを開く

このページは アナゴ2 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
アナゴ歴史ある景勝地で生まれた新名物和歌浦は、日本最古の和歌集でもある万葉集にも詠まれるほど、歴史ある景勝地。和歌山市の南西部に位置し、太平洋に面した美しい海岸美が目の前に広がる。当然、ピックアップす....

アナゴ歴史ある景勝地で生まれた新名物和歌浦は、日本最古の和歌集でもある万葉集にも詠まれるほど、歴史ある景勝地。和歌山市の南西部に位置し、太平洋に面した美しい海岸美が目の前に広がる。当然、ピックアップする今回の旨いもんは、地元が誇る海の幸。中でも一年を通じて、美味しい旬を楽しませてくれるというアナゴに大注目。今や和歌浦の新名物として、県内外から来訪客を集めるまでに定着した。「店の看板メニューを考案するため、3年余り地元の漁港に通い続け、和歌山の海を見続けた結果、アナゴという答えに辿り着きました。年間を通して漁獲量があり、脂が乗っていることが条件。水揚げされる4種類のアナゴのうち、3種類を季節や味わいに応じて使い分けています」と話すのは、名物アナゴ料理の考案者「和彩あきら」の店主・畑中章さん。オープンからはや新名物の考案に3年の歳月大漁旗がはためく雑賀崎地区の旧正月城下町として栄えた和歌山市の南西部。万葉の時代から愛された和歌浦の景勝地には、見事な名勝とともに海沿いならではの名物もいっぱい。中でも今、アナゴに注目が集まる。和彩あきら店主畑中章さん【和歌山市】そもそも和歌浦とは、周辺に点在する漁業集落の総称。その集落の中で、全国でも数少ない旧正月を祝う地区が、雑賀崎である。今年の春節は2月10日、雑賀崎漁港では約70隻が一斉に休漁し停泊。漁船には色とりどりの大漁旗が掲げられ、賑やかな雰囲気に包まれる。「ひと昔前は、学校も休みになり、女性は晴れ着を着て出歩いたといいます。全盛期の面影はなくなりましたが、今も屋台が出て、子どもたちが走り回る姿は変わりません」と、畑中さん。昔から自然とともに生きる漁師や農民は、旧暦に合わせ、種を植