加太の鯛

加太の鯛 page 2/4

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鯛料理春に愛でるは花の桜に海の桜鯛「加太の漁師が出漁するのは年間280日以上。そのおかげで一年を通して、新鮮な魚介類をいつでも食べられます」。そう話すのは活魚料理「いなさ」の稲野雅則さん。用意された刺....

鯛料理春に愛でるは花の桜に海の桜鯛「加太の漁師が出漁するのは年間280日以上。そのおかげで一年を通して、新鮮な魚介類をいつでも食べられます」。そう話すのは活魚料理「いなさ」の稲野雅則さん。用意された刺し身、しゃぶしゃぶ、荒煮に舌鼓を打ちながら、加太の天然鯛の魅力について聞く。「魚のおいしさを決めるのは餌。海流がぶつかる加太の海は水質がよく、海草や貝、エビがよく育ちます。山からはプランクトンの餌となる栄養分が流れ落ち、海中は鯛の稚魚の好物がいっぱい。おいしいものを食べているから、味も一流なんです」また一本釣りで捕獲するため、体に傷をつけることなく、鮮度が高いまま、水揚げされるのも旨さの秘密だ。魚介類の卸売りをする「加太鮮魚」なら、漁師から直接買い付けできるので、その生きの良さを味わってみてはいかが。鯛が育つ好条件がそろう海桜鯛、淡島神社、温泉女性に優しい港町桜が咲き始めるころに旬を迎える桜鯛ピンクに染まった身は脂が乗って味も格別紀伊水道の恵まれた自然の中で育った加太の鯛を食せば、口の中にパッと花が咲く活魚料理いなさ稲野雅則さん【和歌山市加太】高タンパクで低カロリー、カルシウムやビタミンを含み、目玉周辺のゼラチン質はコラーゲンが多く、美肌効果にも期待。アンチエイジング対策にぴったりな桜鯛を楽しんだ後は、加太の港町をぶらりと歩く。観光名所の一つ、淡島神社。境内には全国から奉納された人形が並ぶ。女子の節句、3月3日のひな祭りにはひな流しが行われることでも有名だ。安産や子授け、婦人病の回復などに霊験あらたかともいわれ、女性の参拝客が目立つ。美人の湯と呼ばれる加太淡島温泉。泉質は重曹泉で、湯がまったりと柔らかい。浸かっていると肌の角質が取れ、すべすべお肌に変身できそう。旅館「ひいなの湯」の舟形風呂は淡島神社のひな流しの船をイメージしていて風情たっぷり。夕陽