伊勢海老 page 2/4

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精進料理良薬として体を整え日々の糧に感謝真言密教の聖地であり、世界遺産にも登録される高野山。弘法大師空海が開いた修行の場であり、開創から１２００年が経とうとする今もその教えを守り、粛々と祈りが捧げられ....

精進料理良薬として体を整え日々の糧に感謝真言密教の聖地であり、世界遺産にも登録される高野山。弘法大師空海が開いた修行の場であり、開創から１２００年が経とうとする今もその教えを守り、粛々と祈りが捧げられている。「高野山といえば〝精進料理?。そもそも精進とは、魚肉を避けた食べ物という意味ではなく、精神修行のひとつとして励み、努力して進むことをいいます。精進料理にはさまざまな規律があり、店ではその決まりに則ってご提供させていただいております」と話すのは、高野山料理「花菱」の社長・大岡正敬さん。高野山の精進料理においては、厳密にネギやニラ、ニンニクといった辛みや臭みのある野菜類も御法度。食事は味の良し悪しではなく、体を保ち整える良薬であり、疲労や苦境を癒すためのものとしていただくと、仏教では考えられている。食べることも修行のひとつ心の充足感を大切に！魅力再発見の周遊観光高野山は弘法大師空海によって開かれた真言密教の聖地。標高約1000mの山々に囲まれた山上に、平安時代から続く仏教都市が広がり、今も空海の教えが伝えられている。花菱社長大岡正敬さん【高野山】2年後の平成27年4月から奉修する「高野山開創1200年記念大法会」にはじまり、来年は世界遺産登録10周年の節目を迎え、ますます注目を集める高野山。国内最大級の宗教都市として、日本各地はもとより、世界からもお客様を出迎える準備は万端。そのおもてなしの心を高野町まち未来課課長・佐古典英さんに聞いた。「高野山は昔から人々の心の支えとして在り続けた祈りの場所。近年では日本人だけでなく、真言密教の奥深さを知る外国人にも人気で、県内を代表する観光地でもあります。常に宗教性を重んじ、体験観光などにも力を入れてきましたが、今年度はさらに気持ちの充