ブックタイトル和歌山の米
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わかやまの米
和歌山の米ネタも米も地産地消が美味しさの決め手「生まれ育った土地の水が体に染み渡るように、米もまた、その土地のものが体に馴染み、味わいを深めるのではないかと思っています」。そう話すのは、大人から子ども、お年寄りまで、すべての人に愛される和歌山生まれの江戸前回転鮨「弥一」の常務取締役・山口勇人さん。宮街道店や紀ノ川店、岩出店のほか、大阪の梅田や堺にも店を構え、現在5店舗で展開。山口さんも忙しく現場を回り、時には寿司職人としてカウンターにも立つという。ご存知の通り、寿司はネタとシャリが美味しさの決め手。この2つの食材を組み合わせたシンプルな食べ物だからこそ、素材自体の鮮度や旨さが直接、美味しさに繋がる。「当然、安全・安心で高品質なものとして、ネタは旬や鮮体に馴染むその土地の水と米和食に欠かせない食材世界中に注目される米和歌山県の北部に位置する紀北エリアは、紀の川流域にそって広がる中核都市。水の豊かさを象徴する恵みの土壌に、稲作をはじめとするさまざまな農産業が進化・発展している。江戸前回転鮨「弥一」常務取締役山口勇人さん【和歌山市】シャリにも誇れる和歌山米を「米」は普段、誰もが口にするわれわれ日本人の主食。2013年12月に日本食文化がユネスコの無形文化遺産に登録され、世界中から注目を集めている中、和食に欠かせない食材の一つでもある。そもそも米は、中国の長江流域で栽培が始まった植物。温暖多雨な日本の気候に馴染み、安定して多くの収穫を得ることができる作物として定着した。エネルギーの源となる炭水化物を多く含み、体をつくるタンパク質や調子を整えるビタミンなども豊富。乾燥させることで長期間の保存もでき、収穫量が少ない時にでも対応が可能。美味しく、日本人好みというのも定着した理由の一つであろう。産地銘柄として「ヒノヒカリ」や「キヌヒカリ」が、紀の川流域の豊かな土壌で栽培されている